Duo Kaoko Amano (sop.) & Jan Satler (pf.)
デュオ 尼野華緒子(ソプラノ)/ヤン・サトラー(ピアノ)
ウィーンを活動拠点とするソプラノ、尼野華緒子とピアニスト、ヤン・サトラーは、現代音楽アンサンブル Ensemble Platypus での共演を通しこれまで数多くの現代音楽作品に取り組んできた。Bernhard Lang作品の初演をはじめ、Alexander Schubert、Malte Giesenといった国際的に評価の高い作曲家たちの作品を高い技術と評価とともに手掛けている。
その音楽への飽くなき探求を通し、互いの音楽表現を深く理解し、尊重し、それぞれの感覚を培ってきた中で、音色、構造、そして音楽におけるドラマツルギーと真摯に向き合い、常に新たな可能性を探求している。
二人がデュオとして活動を始める大きな契機となったのが、オーストリアの作曲家 Berthold Cvach の作品集のCD録音である。2026年Quinton Recordsからリリースされたアルバム「Before」*を通し、互いの音楽への理解をさらに深め、声とピアノによる独自の芸術的方向を探求していく意欲が明確となったといえる。
二人の活動の中心にあるのは、現代音楽における声とピアノによる対等な対話である。伝統的な「歌手と伴奏者」という関係性ではなく、それぞれが独立したソリストとして、それぞれの音楽言語と表現を互いに補完し、刺激し合うことで、新たな表現の空間を生み出していく。そして二人のデュオ活動を通じ、とかく敷居の高いものとして捉えられがちな「現代音楽」というジャンルをもっと身近で感覚的なものにしていく。
また現代音楽作品の演奏に加え、即興演奏にも積極的に取り組んでいる。瞬間を捉え、声とピアノそれぞれの音響的な境界を探りながら、新たな音の世界と音楽表現の可能性を開拓している。
*UPC/EAN: 0800679261326